■調査期間/平成7年9月〜8年3月

(1)調査の目的

    東海地域の冠婚葬祭産業等(冠婚葬祭儀式産業及び同関連伝統的工芸品産業)の振興指針を作成することを目的とし、そのために東海地域におけるこれらの産業と現状等の実態調査を行ったものである。

(2)調査項目

    東海地域の冠婚葬祭儀式産業及び同関連伝統工芸品産業の地域との結びつき等に代表される地域特性や、これらの産業が当地域に立地する社会的意義について調査する。
    また、これらの産業を取り巻く需要動向についても調査し、産業の将来性及び関連分野への進出の可能性等について展望する。
    調査対象産業は、結婚式場、葬儀業などの冠婚葬祭儀式産業に加え、伝統的工芸品産業として、(1)仏壇・仏具、(2)家具、(3)和蝋燭、(4)墓石を取り上げた。

(3)調査内容と方法

  1. 文献調査
    市町村史、業界年史、統計集等の既存文献により、当該産業に関する情報を収集する。次に、これをもとに具体的な生産者リストを作成し、作成可能なものについては統計表も作成し、産業の概要を数量的に把握する。これにより、次項のヒアリング調査を実施して、更に業種の現状を詳しく調査する必要が認められる業種を選び出す。
  2. ヒアリング調査
    文献調査の結果を受けて、主要な生産者、組合などに対してヒアリング調査を実施する。調査の内容としては、文献調査にて収集した情報の深度化を図るとともに、事業者が抱える問題等についても詳しく調査する。

(4)調査項目の詳細

  1. 結婚式場業の現状と今後の展望
    A)結婚式場業の特色
     結婚式場業の定義・概要、業界の特性、東海3県における結婚式場業の分布市場規模、
     需要動向
    B)課題と展望
     市場規模の縮小、消費者ニーズへの対応、営業力の強化、関連分野への事業の多角化
  2. 葬儀業の現状と今後の展望
    A)葬儀業の特色
     葬儀業の沿革、近年の業界動向、葬儀業の市場動向
    B)課題と展望
     葬儀専門式場、その他
  3. 仏壇・仏具商の現状と今後の展望
    A)仏壇・仏具製造業の特色
     仏壇・仏具製造業の沿革等、仏壇の主要産地、業界の特性、需要動向
    B)東海3県下の宗教風土と仏壇
     岐阜県・愛知県・三重県、東海3県下における仏壇仏具の潜在的需要量
    C)課題と展望
     製造面、流通面、その他の課題
  4. 婚礼家具業界の現状と課題
    A)家具業界の概況
     家具産業の概況、東海地域の家具産業
    B)婚礼家具市場の動向
     結婚準備における家具購入、「婚礼家具」の最近の動向、東海地域の特徴
    C)婚礼家具市場の今後の課題と展望
     ブライダル需要の流動化、流通・販売形態の変容
  5. 和ろうそく製造業の現状と今後の展望
    A)和ろうそく製造業 和ろうそく製造の歴史、特徴、製造業者と製造工程、需要動向
    B)東海3県下での業界動向
    C)課題と展望
  6. 墓石産業の現状と今後の展望
    A)墓石産業の現状
     産地の沿革、石材産業の分野と製品の種類、主要生産地、市場規模、生産体制、販売体制
    B)墓石製造業の産地別実態
     従業員規模、経営者特性、企業売上高、使用原石の内訳、販売状況
    C)東海地域の墓石産地
     愛知県岡崎市、岐阜県恵那郡蛭川村、東海地域のその他採石場
    D)各国の墓石産業の現状
     韓国、中国、インド、ポルトガル、スウェーデン
    E)業界の課題と展望
     大量の原石輸入、製品輸入の急増、「お墓」に対する価値観の変化

 

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